夏のFULBARI Series1@上高地に引き続き、秋は御岳へ行きました。
11/3~4、お集まりいただいたのは5人の女性たち。
上高地以来久しぶりにお会いした方や、Table(10月に日本山岳会ルームで開催した机上の集まり)からご参加いただいた方、FULBARI初参加の方もいらっしゃいました。
今回のテーマは、日本人のDNAに息づいているであろう山岳修験の歴史をたどることだったので、御岳の宿坊に泊まって、じっくりと御岳、および御岳神社を歩きました。
連休とあり、想像以上の人出でしたが、宿坊で作ってもらったおにぎりをいただいてから、ゆっくりと御岳神社をめぐります。本殿だけでなく、ひとつひとつの社を拝観し、一番奥にある太占祭場まで行ってきました。
そして、ロックガーデンへ。天狗岩を見学して、綾広の滝の手前のテーブルでお茶タイム。
宿坊に戻ったのは日が傾いた頃でした。御岳を満喫です。
今宵の宿は、御嶽山荘。ご主人は神主さんでいらっしゃいます。
きめ細やかな美味しい精進料理や薬膳酒をいただき、夜も更けていきました。
翌朝は御嶽山荘のご主人の計らいにより、御岳神社の日供祭へ。
御岳山には24の宿があり、そのほとんどが神主さんが営んでいるものだそうです。
御岳神社で毎朝行われる供祭は、御岳山の神主さんたちが交代で行っているもの。
本殿からの眺めは素晴らしく、この地に神社がまつられた理由がわかるような気がしました。
本殿を出ると、Hitsuji-Mのお友達でもあるグループが、法螺貝を吹きながら供養をされていました。ここで、現代の山岳修験について、彼らの経験を聞かせてもらうことになりました。
名残おしいけれど、朝食をいただいたあとには、御岳山をあとにして、日出山へと向かいました。
みんなで地形図を読みながら、ハイキング。
日出山からの展望もまた素晴らしく、東京方面もよく見え、また丹沢山系も眺めることができました。振り返ると、御岳山も。御岳山と御岳神社を一望でき、この2日間を振り返りました。
やがてつるつる温泉へと下山。
ゆったりとした贅沢な2日間でした。
いつもは日帰りで駆け抜けるところを、1泊2日でめぐると、いろんなことがあります。
ほかの登山者たちが下山したあと、山に静けさが戻ってきます。そして翌朝、まだ登山者が登ってこない頃、山には凛とした空気が張りつめています。こんな贅沢を味わうことができるのです。
また時間をかけて歩くと、これまで見落としていたものや、通り過ぎていたものにも目を向けることができます。今回は、御岳神社をじっくりと回ることによって、山岳修験の歴史のいったんを垣間見ました。
FULBARI Seriesは、私たちのお気に入りの企画です。
山に登ること、その背景にある歴史や文化、宗教、自然観などを探っていく旅です。
これからも続けていきたいと思っています。
また、山でお会いしましょう!
Report by Hitsuji-S
0 件のコメント:
コメントを投稿