2013-11-20

Report on Hitsuji Project×The Japanese Alpine Club “FULBARI Series~Mt. Mitake-御岳山

昨年から続いている公益社団法人日本山岳会とHitsuji Projectのコラボイベント・FULBARI Series。秋には、御岳山をテーマとしました。

2013年10月30日に、市ヶ谷のルームにてFULBARI Table(机上講習)をし、11月15-16日に御岳山へ行ってきました。

 
御岳山の山の上には集落があり、ちょうどこんな風に大根を干す季節でした。

まずは、武蔵御嶽神社に参拝。神社の裏手もよくよく見学です。とくに境内の裏奥にある太占祭の現場は、一見の価値があるとHitsujiたちは思っています。
太占際とは、鹿の肩甲骨を火であぶり、その割れ方によって今年の農作物の出来不出来を占うもの。大変珍しい祭事だと聞きましたが、秘事として一般公開はされていません。







その後、ロックガーデンを散策し、山岳信仰の歴史に触れました。
そして、今宵のお宿は、御岳山荘。
御岳山は東京から日帰りできる山でありますが、こうやって一泊することで、とても豊かな時間を過ごすことができます。
この日は、星空がとても綺麗でした。
また、山荘では美味しいお食事もいただけます。
写真は、食事のほんのスタートの部分です。

 
翌日は、朝早くからふたたび武蔵御嶽神社へ。日出山の方向から日が昇り始めました。



 
武蔵御嶽神社は鎌倉時代までは、鎌倉の方向を向いていましたが、江戸時代になり、江戸の方向へと向きを変えたそうです。ちょうど東の方向を向いているため、朝日を浴びるときれいに輝きます。

境内のなかに入り、毎朝行われる供祭に参加しました。御岳山には24の宿があり、そのほとんどが神主さんが営んでいるものだそうです。そして、御岳神社で毎朝行われる供祭は、御岳山の神主さんたちが交代で行っているものです。


供祭のあとは、境内のなかを見学させてもらいました。担当の神職の方が、鰭崎英朋(ひれさき えいほう)作の『武尊深山跋渉之図』 について、説明をしてくれます。白狼と黒狼2匹を従え歩き進む日本武尊が描かれています。この植物は、茅でしょうか。御岳山にはかつて、茅戸が二か所にあったそうです。宿坊や民家の屋根をふき替えるのに使ったのでしょう。

宿に戻りゆっくりと朝食を食べたあとに、出発します。まずは、日出山を目指します。途中、読図講習をしたり、ヨガをしたり、のんびり歩きます。



そして、つるつる温泉へ向けて下山です。



山を下りたあとに、もう一度地形図を見ながら歩いてきた道のりを振り返ったり、この2日間のことを思い出して、みんなでシェアしました。

FULBARI Seriesは、山の文化や歴史に触れながらゆっくりと山を歩いて、自然に親しんでみようという志向もあります。夏の上高地、徳本峠では日本の登山史、登攀史に触れる旅でしたが、秋は山岳信仰の根付く里山を歩きました。

来年のFULBARI Seriesもこれまでの流れをくみ、いっそう充実させていくことを考えています。
どうぞ、お楽しみに!

                                                                                                                       Reported by Hitsuji-S




2013-09-15

Collaboration Event: Hitsuji Project×The Japanese Alpine Club “FULBARI Series~Mt. Mitake-御岳山

昨年から続いている日本山岳会とHitsuji Projectのコラボイベント―FULBARI Seriesです。
夏は上高地周辺をテーマにしていますが、秋は奥多摩の御岳山を訪ねます。

普段であれば日帰りするようなエリアですが、山の上にある宿坊に1泊し、じっくりと歩きます。朝には、御岳神社の境内に入り、参拝させてもらう予定です。

お茶会<FULBARI Table「御岳山」>(平日夜・都内)と、<FULBARI Trip to 「御岳山」>があります。御岳山の自然や、日本人の登山や自然観に影響を与えてきた山岳信仰について、ひもときながらお散歩しましょう!募集人数8人と、私たち(Hitsuji)2人の小さなグループで歩きます。

FULBARIとは、ネパール語で「庭」という意味です。登山をしたことがない人、そしてすでに色々な山に登っている人、みんなが集って、一緒に楽しめる内容を目指しています。庭の向こうには山が広がっています。もちろん、おひとりの参加も大歓迎です。59歳以下の方ならどなたでも。「裏庭で遊んでいたら、いつもまにか山の世界へ……」そんな楽しさを、ともに味わいたいと思っています。
<去年の様子はココ

✿FULBARI Table「御岳山」
市ヶ谷にある日本山岳会のルームでお茶会をしながら、「御岳山」をテーマにたのしくかつディープなお話をします。標高929m、都心に近いながらも、樹齢1000年を超える「神代ケヤキ」が現存するなど、豊かな自然環境があります。また、山頂の武蔵御嶽神社は、紀元前90年に創建されたと言われています。

【日時】
 201310月30日(水) 
19
002100 *1840 受付開始  
【場所】
住所: 102-0081 東京都千代田区四番町5-4 サンビューハイツ四番町
電話:03-3261-4433 JR中央線・JR総武線・東京メトロ有楽町線「市ヶ谷」駅より徒歩7
【参加費】
 1,000円(お茶とスナック付)  ※学生500
【募集人数】
 8
【スタッフ】
Hitsuji-M(恩田真砂美)+Hitsuji-S(柏澄子)
 
【主催】
 日本山岳会 ×H itsuji Project
 
【お申込み】
Kousyuu_info@jac.or.jp  件名に「FULBARI Trip table「御岳山」申込み」と明記ください。

✿FULBARI Trip to 「御岳山」
東京都奥多摩にある御岳山へ旅します。1日目はケーブルを利用して登り、ロックガーデンなど周辺を散策します。ところどころに山岳修験の面影を見ることができます。2日目は、早朝の清々しい空気のなか、御嶽神社参拝、ヨガもやりたいですね。朝食後は、トレッキングへ。日の出山を経由して、つるつる温泉まで歩きます。


【日時】
 201311月16日(土)~17日(日) 
【場所】
東京都奥多摩 御岳山 12
【集合】
11月16日(土) 御嶽駅(御嶽ケーブルカー終点)改札 10:40 集合
※参考交通機関 (登山口と下山口が異なるため、マイカーではなく電車のご利用をお勧めします)
JR新宿8:19発 ホリデー快速おくたま3号→JR御岳駅 9:36着→徒歩 43分(バス利用可)→10:30 滝本駅(御岳登山ケーブル)→10:36 御嶽駅着
【解散】
11月17日(日)14:00頃 つるつる温泉解散
※状況によって前後する場合もあります。
JR武蔵五日市行バス出発時刻14:0015:1516:1517:15
【行程】
DAY1 御嶽駅(御岳登山ケーブル)→御嶽山荘にて軽昼食→周辺散策→御嶽山荘(泊) 徒歩&散策 約2時間
DAY2 御嶽山荘(朝、御嶽神社参拝)→日の出山→つるつる温泉 徒歩約3時間
【服装・持ち物】
歩きなれた運動靴またはトレッキングシューズ、ザック、登山用雨具上下、防寒着(ウールのセーターやフリースジャケット)、帽子、ヘッドランプ、日焼け止め、筆記具、保険証、持病薬、水筒(1リットル)、行動食(行動中に食べるお菓子)
あれば便利なもの:コンパス(方位磁針)、地図(2万5千分の1地形図「武蔵御岳」「五日市」、5万分の1エアリアマップ「奥多摩」)
    ウエアは登山やスポーツ用の吸汗速乾素材のものを準備してください。
    ザックの中身はビニール袋などに入れて防水してパッキングしてください。
    晩秋の山の上は寒くなります。防寒対策をしかりしてきてください。
    お風呂に入れますので手ぬぐいを持参してください。
【定員】
8
【参加費】
8,300円(保険代含む)
※ ほか、御岳山荘宿泊代(12食、暖房費)、1日目昼軽食、御嶽神社参拝料 合計9,700円を集めます。
※ 電車、バス、ケーブルカー、下山後の温泉代は各自となります。
【宿泊先】
198-0175 東京都青梅市御岳山123 宿坊 御岳山荘   ☎:0428-78-8474
【スタッフ】
Hitsuji-M(恩田真砂美)+Hitsuji-S(柏澄子)+
 
【主催】
 日本山岳会 × Hitsuji Project
 
【お申込み】
件名に「FULBARI Trip 2 御岳山」と明記のうえ、以下とともにお申し込みください。
①お名前(ふりがなも)②生年月日③職業④住所⑤電話⑥当日連絡先(携帯)⑦緊急連絡先(氏名、続柄、電話)
※気になる持病がある方
医師に相談のうえ、自己責任で参加を判断ください。参加される場合は事前に情報をお知らせください。





 
 

2013-06-19

Collaboration Event:Hitsuji Project×The Japanese Alpine Club 「FULBARI Trip to 上高地 Vol.2」

大変お待たせしました!Hitsuji ProjectThe Japanese Alpine Club(公益社団法人日本山岳会)とのコラボレーション FULBARI Series。昨年とても好評だったこのシリーズ、今年も実施することになりました。

今年は「上高地」を舞台に、さらに一歩先へ進みます。

お茶会<FULBARI Table1 「上高地」 Vol.2>と旅<FULBARI Trip 1 to 「上高地」 Vol.2>。今年は、徳本峠まで足をのばして、小屋に一泊します。Tripは定員8人の贅沢で静かな山旅です。

FULBARIと は、ネパール語で「庭」とか「花」という意味。一度も山に行ったことがない人、そして、既にいろいろな山に登っている人、みんなが集って一緒に楽しめる内 容を目指します。山とその間に垣間見える景色を通して、山を知ったり再発見したりしましょう。お友達同士、もちろん、お1人の参加も大歓迎です。59歳以下の女性ならどなたでも。

☆本企画、定員に達したため締め切らせていただきました。ご応募、ありがとうございました。
次回もわくわくするような企画をしたいと思いますので、どうかお待ちください。

お茶会 FULBARI Table1 「上高地」 Vol.2>


市ヶ谷にある日本山岳会のルームでお茶会をしながら、「上高地」をテーマに楽しく、かつ、ディープなお話をします。上高地は神降地とも言われ、神が降りるにふさわしい美しさがあります。その自然や、日本の近代登山を語る上で欠かせない歴史を一緒にたどってみましょう。

【日時】
 201379日(火) 
19
002100 *1840 受付開始  
【場所】
日本山岳会
住所: 102-0081 東京都千代田区四番町5-4 サンビューハイツ四番町
電話:03-3261-4433
JR中央線・JR総武線・東京メトロ有楽町線「市ヶ谷」駅より徒歩7
【参加費】
 1,000円(お茶とスナック付)
※学生500
【募集人数】
 30
【スタッフ】
Hitsuji-S(柏澄子)+ Hitsuji-M(恩田真砂美)
 
【主催】
 日本山岳会
 
【お申込み】
件名に「FULBARI Trip table1「上高地」Vol.2申込み」と明記のうえお申し込みください。

FULBARI Trip 1 to 「上高地」 Vol.2>


今年はさらに一歩先へ。長野県北アルプスのふもとにある上高地から徳本峠へ一泊二日の旅をします。1日目は日本山岳会が所有する山小屋「さんけん」に立ち寄ったあと、歴史と自然をたどりながら明神、そして徳本峠を目指し徳本峠小屋で一泊します。2日目は、稜線を散策して穂高連峰の眺めを楽しみ、古の登山者たちに思いを馳せながら、彼らの足跡を追って歩きましょう。途中、神が降り立つ明神池の穂高神社に参拝し、ふたたび上高地へ戻り、文豪たちが集った上高地温泉に立ち寄りを予定しています。

【日時】
 2013817日(土)~18日(日) 
【場所】
上高地(長野県)~徳本峠 12
【集合】
817日(土)12:00 上高地バス停集合
※参考交通機関
○電車利用
新宿駅7:00発 スーパーあずさ1号→松本駅 9:39着→(乗換)松本バスターミナル1020発 アルピコ交通バス→上高地バス停12:00着 下車
○マイカー利用→松本方面からR158で沢渡→沢渡駐車場に駐車→沢渡大橋バス停11:31発 アルピコ交通バス→上高地バス停12:00着 下車
【解散】
818日(日)14:00頃 上高地バス停解散
※状況によって前後する場合もあります。
上高地発新島々行バス(所要時間1時間5分):14:05、14:4015:1516:0016:4517:2518:00
新島島からは松本電鉄上高地線で松本へ29分、松本発特急あずさ最終便は松本発20:00です。
【行程】
DAY1 上高地→さんけん→明神→徳本峠(泊) 徒歩約3時間半
DAY2 徳本峠小屋→稜線を散策→明神→穂高神社→さんけん→上高地(文豪らが集った上高地温泉に立寄予定) 徒歩約5時間
【服装・持ち物】
歩きなれた運動靴またはトレッキングシューズ、ザック、登山用雨具、防寒着(ウールのセーターやフリースジャケット)、帽子、ヘッドランプ、日焼け止め、筆記具、保険証、持病薬、水筒(1リットル)、行動食(行動中に食べるお菓子)
あれば便利なもの:コンパス(方位磁針)、地図(2万5千分の1地形図「上高地」「穂高岳」、5万分の1エアリアマップ「槍ヶ岳・穂高岳」)
※ウエアは登山やスポーツ用の吸汗速乾素材のものを準備してください。
※ザックの中身はビニール袋などに入れて防水してパッキングしてください。
※夏といえども山の上は涼しいので、防寒対策をしかりしてきてください。
※お風呂に入れますので手ぬぐいを持参してください。
【定員】
8人
【参加費】
17,000円(保険代含む)
※ほか、山小屋利用代(12食)9,000円
合計金額26,000円を当日集金します。お釣りのないようにご準備ください。
【宿泊先】
徳本峠小屋
http://www.geocities.jp/tokugogoya/
【スタッフ】
Hitsuji-S(柏澄子)+ Hitsuji-M(恩田真砂美)
 
【主催】
 日本山岳会
 
【お申込み】
件名に「FULBARI Trip to上高地Vo.2申込み」と明記のうえ、以下とともにお申し込みください。
①お名前(ふりがなも)②生年月日③職業④住所⑤電話⑥当日連絡先(携帯)⑦緊急連絡先(氏名、続柄、電話)
※気になる持病がある方
医師に相談のうえ、自己責任で参加を判断ください。参加される場合は事前に情報をお知らせください。
【締め切り】
8月5日(月) 

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